ヘビは群れで獲物を狩るのか

ヘビは群れで獲物を狩るのか

話題のBBCプラネットアースII。ヘビが群れでひとつの獲物を襲うのか?

当ブログの”海外発「コブラ4匹に襲われた家族を守り死んだ愛犬」って、めちゃくちゃな話題”という記事で、複数のヘビが1個の獲物を狙って狩りをするのか、という論点について考えていたとき、それと関連して思い出した興味深い動画がある。それについても書いていたら記事がやたら長くなってしまったので、分けることにした。今回は、上記論点について、その動画にまつわる、ちょっと面白い話を書くね。

その動画というのは、「Iguana vs Snakes」という、英国BBC放送のPlanet Earth IIで放送された映像なんだけど、日本のNHKでも放送されたと思う。ヘビがウジャウジャいるヘビだらけの島で、1匹のイグアナが無数のヘビに追い掛け回されるという悪夢のような映像なんだけど(最終的にイグアナはなんとか逃げ切り、岩山の頂上で仲間と落ち合う。仲間ってなんだよ?爬虫類だぜ)、これ、合成というかCGであることが映像制作の専門家によって指摘されているんだよ。(これさあ、ガラパゴスマリンイグアナつって、ほんとに美しくてかわいい、そして珍しい種類のイグアナなんだよ。ここに挙げたYouTubeの動画の部分だけじゃなくてこの回の全編をできたら見てほしいんだけど泳ぐ姿なんて涙が出るほど美しいんだよ。その映像見ると、BBCすごいなってほんとに思う)

こういう映像作品って、ナショナルジオグラフィックとかディスカバリーチャンネルのアニマルプラネットと同じく、自然の姿をカメラが捉えたドキュメンタリーだという前提で見せてるよね?それがやらせどころか完全なフェイク映像だったらなんの価値もないわけで。という暗黙の前提に立脚した番組でしょ?ひどいよね(ぼくはナショジオとかアニマルプラネット、NHKのダーウィンが来たとか見てて疑問に思うところがけっこうあったんだけど、今回のことで、この手の番組どれも安っぽい演出の賜物なんだとわかって逆に安心した。何年かがかりで撮影した野生動物の生態の決定的瞬間だといわれたら、真っ当な人間であればあるほど「そんなことが起こるはずはない」とのツッコミをいれることはできず、反証も不可能だからね。やはり彼らはそれを利用していたわけだ)。

この映像のシチュエーションである、ヘビだらけの島で何匹ものヘビが一度に1つの獲物に襲いかかるなんて設定元祖ヤラセ番組として有名な、ぼくがこないだ触れた川口浩探検隊とか、フィクション映画のインディアナ・ジョーンズとかの世界そのもの(同じように思った外人がたくさんいて「この動画のBGMはレイダース失われたアークの曲がぴったりだ」などと英紙オンライン版のコメント欄に書かれてた)。

現実にはありえない世界なんだけど、ぼくらほとんどの人間が、共通して悪夢(外人もnightmareだと言ってる)だと感じるような世界が、ヤラセ番組や映画で描かれているってことだよ。このBBCのフェイク映像も、面白くしようと思って、無意識的にそれらと同じ世界を思いつき、描いてしまった。発想が単純だよね。でもそれだけに、あのフェイク映像は設定からしてすべてフェイクでしょって思う。あんな決定的瞬間が撮れたことだけがフェイクなんじゃなく、ヘビが何匹も一度に襲ってくるなんてこと自体ありえないってことなんじゃないかな。第一あんなヘビだらけの島、完全に生態系のバランスがおかしいわけで、瞬間的にヘビだらけの状態があったとしても、エサとなる獲物が尽きてしまうだろうから、すぐにヘビの数は減るか全滅するかするのがふつうじゃないの?

BBCの主張を受け、一部訂正

おっとっと、危ない。BBCに訴えられるか、M○6あたりに消される(ブログを)ところだった。もしやと思って検索してみて良かった!

NHKも「このプラネットアース制作につきNHKはBBCと以前から協力関係にありましたが、今回もNHKの自然科学番組のエグゼクティブプロデューサーがBBCのチームに参加して素晴らしい作品が撮れました」という感じで、このイグアナとヘビの回についてもウェブサイトで超押しているから、NHKのこともちょっとイジっちゃおうって思ってたんだけど。

けど少し前に、BBCやら当該番組責任者やらがエラい勢いで「フェイク」との指摘を全面否定してた。BBCによると、フェイクじゃないんだってさ

  • 別カメラの別撮りの映像を途中つなぎ合わせているし、
  • ヘビの追跡に捕まったイグアナと、ヘビの拘束から逃れてゴールに到達するイグアナは実は別の個体で、
  • それらをつなぎ合わせてあたかも1個体がギリギリ逃げ切ったような映像に作った

ことなどを認めたけれど、自然史映画制作では一般的な手法であり、自然史映画制作の規範にもBBCの編集方針ガイドラインにも完全に沿うものだし、野生動物の真の姿を表現したものだ、とのこと。

(こうしたコメントが出てたことを知らずにさっきの段落の文章を書いたんだけど、そのときまでは、Planet Earth IIが、それほどBBCの威信をかけた&ドル箱番組だとぼくは知らなくて、魅力的な映像を作れと強いプレッシャーを掛けられている制作会社の現場の判断で、CG使っておもしろ動画に仕上げちゃったのを上司が気づいていないパターンなのかな、くらいに思っていたんだけど、放送1回分の制作費に100万ポンド(1.5億円)・シリーズで800万ポンド掛けてる=それ以上の利益が見込まれる、極めて重要なプロジェクトなんだとしたら、さすがに全部がCG使ったでっち上げってことはないかもね。あの動画、ほんとにCGそのものに見えるんだけど、よく考えたら、ジュラシックパーク並のCG作るには、むしろ100万ポンドでは無理かも)

ウェブメディアの反応

どうやらこの発表を受けて、多くのウェブメディアは、「フェイクなんじゃないの?」という当初の記事を編集して改訂しているようなんだよね。ぼくは英語のニュアンスはよくわからないんだけど、「これ以上、フェイクだと騒ぐのはマズイよね」って空気を、なんとなく、雰囲気的に感じる。圧力すごいんだろうね。

「一部でフェイクではないかとの疑惑がありましたが、BBCはこれについてきっぱり否定し、さらに番組責任者によれば〜とのことです。○月○日改訂」

みたいな感じになってるのが多い気がする。中には強気のウェブメディア、ウェブマガジンもあり、

https://99percentinvisible.org/episode/sounds-natural/
https://99percentinvisible.org/episode/sounds-natural/

「同番組の不正疑惑は今に始まったことではなく、2012年には厳寒の北極の洞窟内で野生のホッキョクグマの出産シーンを捉えたものであるはずの映像が、実はアニマルパークで撮られた野生でないホッキョクグマの映像だと指摘された。BBCはその事実を認めつつ、そうした手法は視聴者をミスリードするものとは考えていないと主張。さらにこうした作品の音声トラックは、ほぼ全て撮影時のものではなく、別の場所で録音されたものやスタジオで作られた効果音(生き物の声ですらない)に差し替えられて放映されていることにも視聴者から抗議が寄せられている」

http://phenomena.nationalgeographic.com/2016/03/29/what-wildlife-shows-dont-tell-you-about-african-wild-dogs/

といったふうに批判を続けるものもあるけどね。

また、ナショナルジオグラフィックのブログ記事を引用し、Planet Earth IIの番組内容の正確性や生物学的知見の不足を指摘する記事なんかもある。英国デイリーメール紙のサイトは老舗タブロイドだけに今回の件を早くからネタにしていたようだけど、ぼくの住んでいるタイランドからはデイリーメールはインターネット検閲にかかって閲覧禁止w(しかし世界ってすごいよね。外国にいるという実感が湧くよ。ちなみにこのデイリーメールって、「ホンマでっかTV」の冒頭で「イギリスのデイリーメールからこんなホンマでっかな情報が飛び込んできた!?」っつってナレーションで紹介されることが多いやつね)。

イケてる米国のビジネス誌とかだと、外観的にはBBCの主張を淡々と載せて終わりに見せかけて、そこにちょっと皮肉を込めてもいるんじゃないかなと思える記事もある。こんな感じ。

小型カメラのついたジンバルを手に無数のヘビに追われるイグアナの様子を追ったカメラマンは、被写体から3メートルしか離れていなかったが、この島のヘビたちは人間には一切興味を示さなかった。「彼らは人類というものに、完全に、全く、なんの注意も向けませんでした」元生物学者で番組プロデューサーのホワイト博士は続けた「あんなにヘビがいるとわかっていたら私はサンダル履きでは行かなかったでしょうし、むき出しの足であのヘビの岩場に足を掛けることもなかったでしょう。でも、あのヘビからは我々に向けられたいかなる脅威も一切感じられず、まったく危険はありませんでした」

で締められてたりする。深読みしすぎかもしれないけど、(編集者の何らのコメントも付されていないだけに)これってBBCへの皮肉が込められてない?あの作品では、逃げるイグアナを激しく追い詰める無数のヘビは、追いかけるカメラマンが3メートルに迫っても、カメラマンの方に視線を向けることすら一切ない映像に仕上がっているんだけど、いくらガラパゴスでもそれってありえなくない*?みたいな、でもそれ誰も確かめようがないからってそれ貫いちゃうわけ?みたいな。

*ガラパゴスに生息する生き物は人間を見たことがないから、人間を恐れない、なんて話を聞いたり見たりしたことあるけどさ、見たことない生物が現れたらふつうの野生生物は驚くでしょ?ヘビなんて、めっちゃ慎重な生き物なんだよ。見たことない生物(人間)が巨大な目のようにも見えるカメラのレンズを自分たちに向けてソローっと近づいたり動きを追ったりしているのに、そちらへ一瞥もくれないとか、常識的には考えられないんだよね。そんな間抜けな爬虫類でも絶滅しないでいられたくらい生態系が安定した平和な地域だったってこと?だからエサに対してあんなに多くのヘビがうじゃうじゃと爆発的に増えちゃってるって話?(それって安定した生態系っていえるのかな?) だけど平和なガラパゴスだから、ヘビは共食いなどせずに仲良く集団で1匹のイグアナを追いかけ、ときどき取り逃しちゃったりもするって話なのかしら?けどそもそも「人間を見たことがないから」っていうの、ダーウィンがビーグル号で行った時代の話で、今ではガラパゴスは有名な観光地でしょ。各個体は見たことなくても獲得形質が遺伝して、つう場面じゃんね。

あの島の無数のヘビをこの目で見たいとあのロケ地を訪ねたところ、どんなに探してもあれほど多数のヘビは発見できない場合(実際行って探した人もいて、ヘビは数匹だけ見たと書いてた。数匹しか見てないってことだけど)、だからってBBCの撮影時にもいなかったはずだとはいえないわけで。
あのヘビの種類を映像から特定する試みもあるようなんだけど、それこそあのガラパゴス近辺のヘビは分化がややこしくてはっきり同定はできないと、あるヘビの専門家は言ってる。

ということで、我々の方で反証することはできないんだよね。このような、「二度と同じ状況は起こらない、それが自然の姿だ」と言われたら何も言えず、反証することもできないことが、この問題の本質だ。だから、制作者には誠実さと高い倫理観が必要だ。制作チームの努力が実って、今まで誰も見たことのない信じられないくらいの奇跡的な作品ができたとき、生じる疑念をはねのけるものは、制作者への絶対的な信頼しかなく、信頼の根拠には誠実さと倫理観しかないからだ。制作者側だって、二度と同じ状況を再現することはできず、証拠による証明はできないんだから。

ぼくの印象:BBCがはっきり否定している以上*、フェイクではないと思う。別々の映像をつなぎ合わせたこと以外でフェイクがあるとすれば、全部がでっち上げ**ということしか残っておらず、さすがにそれはありえないだろうから。

* なんじゃこの理由。BBCがフェイクじゃないって言ってるからフェイクではないって、理由になってないな。アホなのかオレは。M◯6がそんなに怖いのか?…怖いです。
**ほんとは別々のイグアナの映像を1匹のイグアナの映像かのように編集して見せたことは確かなんだけど、そこはフェイクではないと。で、それ以外にフェイクがあるとしたら映像全編が作り話ってことしかなくなっちゃうからフェイクじゃないと思う、ってこれも理由になってないな。オレはアホか。いや、怖いんだ。

ただ、一般の視聴者が自然史映像にふつうに期待している真実性の程度や内容はわかっているはずなのに、それとはズレのある制作の仕方をして、
「これが常識的な手法。規範に反していないし、真実を曲げてもいない。言いがかりだ」というのは良い弁解だとは思えない。

制作側からすれば、視聴者の期待は実現不可能な要求で、だから誤解している、ということだろう。

けど一般の視聴者によるその誤解は、もっともな、やむを得ないものであることも分かっているはずだ。
制作側は、本当は、どうして視聴者が誤解したのか、視聴者との間にどんな認識のズレがあるのか、ということを知っているはずだし、もっといえば、制作する前から、視聴者側との間にある認識のズレやそれにより誤解される可能性があることは分かっているはずだ。なので、そのズレをなくすための視聴者への説明や視聴者との対話をふだんからなすべきで、それが制作側の誠実さだと思う。

ところが、視聴者があっと息をのむ作品を制作し、できるだけインパクトの大きい見せ方をしようとするあまり、あえて一般の視聴者との間のズレを直そうとしてこなかったんだろうと思う。視聴者の認識が、制作側の認識に近づけば、作品を見たときのインパクトは小さくなるからだ。

ズレを埋めることをあえてしなかったことは過去のことだから仕方ないとしても、視聴者に一旦疑念が生じたあとは、制作側の認識を一方的に押し付けるだけでは足りないだろう(「これが常識だ。規範に反してもおらず真実を曲げているわけでもない」というのは一方的な押しつけでしかなく、視聴者の側からすれば、開き直った言い訳にしか聞こえない)。事前に発揮できなかった誠実さをここで発揮し、理解を得られるよう努力すべきだろう。制作者側の事情を理解して、認識のズレがない状態になっても、美しくて素晴らしい自然の映像には人々は感動するはずだ。

番組プロデューサーの発言の問題点

https://thebiologist.rsb.org.uk/biologist-interviews/162-biologist/biologist-interviews/1727-shooting-star-2
この人がガラパゴスマリンイグアナの回のプロデューサーのホワイト博士。あの水曜スペシャルばりのヘビだらけの島にサンダル履いてったと言ったり、サンダルは履いてかなかったと言っていたりしていて、ぼくを翻弄する美人。ハニーポットかな?

それにしてもホワイト博士の発言、自爆してるようにしか感じられない。BBCのクルーの存在に気づいているはずのヘビが、逃げることも襲いかかることもなくカメラの方にちらりと視線を向けることもなく無反応なのは、フェイク(つまりCG)だからというわけじゃないってことを言いたいんだろうけど、余計な細部を強調しすぎてておかしい。

だいたい、それほど気合いと資金をつぎ込んで制作している番組なのに、「あんなにヘビがいると知っていたらサンダル履きでは行かなかった」なんてありえない

ロケに行く前に十分な時間を掛けて、どの生き物を撮るか、どんなストーリーで撮るかなどの綿密な計画を立てないはずがなく、その前提として、撮影して絵になりそうな生物の生態とロケ地候補の調査をする部隊が年じゅう世界を回っているはずだ。だから、そこにどんな生物がいるかも、どんなドラマが撮影できるかもわからないままプロデューサーが現地入りするわけがない(それに、この番組のロケに行くのに、場所がどこであれ、サンダル履きでなんか行くはずないしね)。

十分な調査をし、綿密な計画を立てて現地入りしても、放送できるような映像が撮れずに終わったり、撮れるまでに長期間かかったりすることだってあるはずだから。

「偶然撮ることができた自然の奇跡なんだ」と思わせるための余計な小話をしてしまったことで、かえって怪しさが増して自爆しているとぼくは感じる。疑う相手に真実を信じさせたいなら、真実しか述べるべきでない。ぼくは職業柄、証言の怪しさが気になる性分なんだけど、この人、理系の元学者だから、言語的なセンスに欠けるんじゃないか。欠けるのであれば、理系の学者ならではの実直さと誠実さを活かせばいいのに、こんなでまかせを言う責任者に信頼など生まれないのでは?(ひょっとして英国人ってこういう話し方するのか?007カジノロワイヤルのヴェスパーも、最後の方でおかしな話し方してた。ボンドにほんとのこと言わなかったからね。
あ、そういえばこれBBCでしょ?→BBCってMI6でしょ?→007でしょ?→ヴェスパーでしょ?やっぱり、ホワイト博士(ドクターホワイト)って……ていうか、もしや…あのカジノロワイヤルの最後のシーンでボンドに撃たれ、「慰めの報酬」の冒頭でアストンマーティンのトランクに入れられて連行されるあの人、「ミスター・ホワイト」っていったよね?なにこれ?)

……なんていろいろ書いたけど、
このシリーズはどれもほんと芸術的なほどに美しい映像だよ。この作品にも、誰もが引き込まれてる(
SnoopDoggとかがヘビとイグアナのあの映像にアテレコしたりもしてるんだよ。言ってみれば、疑念が生まれるのもいい作品すぎるからだ)。最初は茶化した見方だったけど、きっとフェイクなんかじゃなく、BBCの誇る奇跡の映像なんだろうに、と思うようになってきた。BBCとかMI6とかが怖いから言ってるんじゃなくて、この番組をちゃんと見てみたら、ほんとになぜか体が震えて涙が出てきたんだよ(恐怖でじゃなくて感動して)。ほんとすごいよ、あの映像。BBCすごいなってマジで思う。NHKも頑張った(と思う)。

これ、800万ポンド(12億円)もかけて作っただけあって、さすがに無料で見られる動画には全作品の全編は見つからないんだけど(アップしても消されるんだろうね。あ、やっぱり「消される」んだ…)、トレーラーだけでも見てみた方がいいよ。トレーラーだけでも感動するから。「自然の姿に効果音とかサウンドトラックとかおかしいだろ」って思ったりもしてたし、ぼくはどちらかというと、NHKフィルみたいな楽団の演奏って「クサっ」とか思っちゃってあまり感動しないタイプの人間なんだけど(心が腐れてるからね)、これ見るとオーケストラの演奏にも感動する。

 

(だけどやっぱり、気になることが……。上記のホワイト博士の談話(米FastCompany)では、

  • 「あんなにヘビがいると知っていたらサンダル履きでは行かなかった」つまりサンダル履きで行ったとなっているんだけど、別のウェブ雑誌(英GQ)では、ホワイト博士は、
  • 「あのヘビが人間には無害な毒ヘビだとは知っていたし、人間に興味を示さないことも分かっていたけれど、ヘビにつま先がちょっとでも触れたらイヤなので、サンダルは履いて行かなかった」と話したことになっているんだよね。

異なる2つの雑誌のインタビューで、同じエピソードを披露する中で、サンダルを履いて行ったかどうかに関し正反対のことを話したことになる。インタビュワーorライターの文字起こしが間違っているのでなければ…引用の形で書かれているので発言どおりのはず…やっぱりホワイト博士自らのお気に入りらしいこの逸話は、明らかな矛盾。何らかの理由でわざと真実でないことを述べているのだろうか。上層部の意向に反し彼女なりに何かを訴えようとしているとか?……ていうかこんな矛盾わざわざ指摘してしまって、ぼくか博士の身に危険はないのだろうか。でもこの小話のこんな食い違いに誰かが気づくことを期待してw、博士が危険を顧みず話したんだとしたらw…それに気づいてしまったぼくとしては指摘すべき義務がある。たとえリスクがあったとしても…それに、今気づいたけど、サンダル履きで行ったか否かだけでなく、そもそも、ヘビがいると知ってたかどうかについても矛盾がある感じじゃんね。それにやっぱり野生の王国的番組の撮影クルーの責任者が、サンダル履きでロケ地に赴くなんてことあるわけないって。どんなシロウトだよ。この1本の制作費1.5億円だぜ

ぼくの個人的な疑問:

あの映像、砂浜に産み落とされた卵からイグアナが孵化して数秒後、ヘビが襲いかかろうとしてイグアナの逃走が始まるというもの。あの海岸の岩場に、あんなにたくさんのヘビがいて、逃げる1匹のイグアナを何匹ものヘビが取り合うくらいならどうして卵を食べないのかなと思うんだよね。卵ある場所知ってるんだし、卵は逃げないのに。卵は食べたくない種類のヘビなのかもしれないけど(卵アレルギーとか、ぼくのように有精卵は気分的にムリとか)、ヘビってたいてい卵大好きだよね。ヘビにはマムシのように子育てするものもいるらしいし(マムシは、卵じゃなく幼蛇を産むんだよ。卵生じゃないこと自体は日本でも知られてる)、世界には卵が苦手なヘビがいるんだって主張されたら、ハイそうですかって言うしかないけどさ。だってうちに住んでる1.5メートルのミズオオトカゲは、世界ではまったく知られていないことだけど、おそらく単為生殖でかつ幼トカゲを産んでしかも子育てまでしてたっぽいもんね。うちの庭で。ほんとの話だよ。[yuzo_related]

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