離婚したいんですが……ってお悩み。離婚届出すだけだよってお話

離婚したいんですが……ってお悩み。離婚届出すだけだよってお話

今日はVoicyみたいに音声でもアップしてみたよ。
しかし、独りでしゃべるのって難しいね。ぼくは中学高校と放送部だったんだけど、呼び出しの放送をするためにマイクの前に立つと笑いが止まらなくなって困った。(VoicyのBGMは、録音中にたまたま流れていたのが偶然一緒に入っちゃっただけで、写り込みみたいなものなので、Voicyの中の人お許しください。あと、途中で吹いているのは、自分の女声にハマってしまったからです)

かほこママと同じく、2回結婚して2回離婚しているまとこママの友達のほほ子です。ほほ子は戸越銀座のスナックのママです。

友達のまとこママは、1回目の離婚のときは、仕事で法律相談受けてる時に妻から携帯メールが来て、「離婚しましょう」ってメールで言われたんだよね。まとこママはびっくりしたけど、妻がそう言うってことはもう妻の中では決まったことなんだろうなと思ったし、それに対して何か言っても揉めるだけなのが目に見えていて、ケンカとかしたくなかったから、悲しかったけど「はい」とメールで返事したんだよね。

結局離婚まではそのまま何もなかったように過ごし、離婚届を出しに区役所へは一緒に仲良く歩いて行った。窓口で二人で離婚届をもらって、キャッキャキャッキャ言って笑いながら離婚届書いて(証人の判が必要だったから、同じ苗字の印鑑を4種類持ってって、筆跡変えて証人の署名と押印を自分たちで作出したね。いけないことだよね。そんなこと)、それでキャッキャキャッキャ笑いながら二人で仲良く離婚届出したもんだから、区役所の人不審な顔してた。

離婚届出して区役所を出て、ぼくはうちに帰るつもりだったけど彼女はそのまま会社に行くって言うから、バス停の近くで別れた。
「今までありがとね。楽しかった」
って言い合って。ぼくたちは大学以降9年交際して10年間結婚してた。ずっと仲良しだった。
互いに反対方向に向けて歩き始めて振り返ると、彼女も振り返った。

「ナリタくん、もう少し太った方がカッコいいよ!」

って彼女は言った。ぼくは少し涙が出たけど、「うん」と言って反対方向に向かって歩き続けた。
その時、結婚も離婚も、あの紙切れ一枚のことなんだなって思ったよ。別に何も変わらないのに、何かが大きく変わる。でも気持ちはそれほど変わらない。離婚しても、自分で選んで家族になった相手はずっと家族だ。

2回目の離婚もほぼ同じ感じだったね。一緒に市役所に行ってさ。市役所の人、不思議そうに見てた。ぼくたちの離婚は、そんなもの。ただ、2回目の離婚の時は、その時も妻から離婚を切り出されてぼくはまた「うん」って言ったんだけど、それから1年以上妻が出ていきやがらなくて困ったよ。最初の離婚の時も、離婚しましょってメール来てから離婚届出すまでに2ヶ月以上あったし、離婚したあとも2ヶ月くらいそのまま同じマンションで暮らしてたんだけど、本人が言うには「タイミングが…」って、知らんがな!なんで女性ってそんなに勝手なのかな。

仮想銀座高級クラブ「かほこ」第234夜「離婚を考えている」

私は5年前に結婚し40歳で4歳の息子がいます。結婚直後からずっと離婚が頭から離れません。理由は彼と一生生きていきたいと思えないからです。今までは、彼といることで自分の人間力を高めるためのレッスンと位置付けてきました。私が変われば見える景色も変わるかもしれないと考えたからです。でも、好きと思えない人と暮らすことが自分に嘘をついているようで時々苦しくなります。出産リミットや女性としての年齢的な不安もあり、別居などの何か行動を起こしてみるか、それとも成長を感じられるまで結婚生活を続けるか、悩んでいます。

かほこママの神回答

ずっとそれに囚われているのであれば、ちゃんと旦那さんと話し合って、ちょっと籍を抜いてみたい、でも半年後にそれが自分の愚かな決断だと思ったらまた籍を入れてもいいとか、とりあえず別居して距離を置いてみるとか、するといいと思います。

って言った上で、「究極のパートナーは自分自身」「自分の人生を気に入ったものになるようまず自分で作り上げると相手のことをフラットにみられるようになるんじゃないかな」「好きになれない、っていうのも相手にどこか依存してるってこと」「自分を気にいるように、自立してお金のことを悩まなくて済むようになろう」「相手のことを切り離して自分自身を100点目指す」など、まあ、とにかくいつものように神回答。そんな神回答は、Voicyで聴いてね。

戸越銀座のスナックのフクロウほほ子の回答

かほこママの回答がいつものように神回答だから、いくらIQの高いぼくでもそれに付け加えることなんかほとんどないけどさ。

この相談者さんは、結婚直後から離婚が頭から離れなくても子供を産んで一緒に育てようとしてきたんですよね。たぶん、人にはいろんな事情ってものがあるから、それには事情や思いがあったことなんだろうなと思うんですが、ぼくにはそれがよくわからないんですよね。ただ、おそらく、「子供を産んで育てることで、この人のことをもっと愛せるようになるかも」なんて思いもあったのかな。きっとそうでしょうね。でも夫に対する好きという気持ちが湧いてこなかった、というか強くなることはなかったってことよね。

けどぼくからみると、(ってほんとごめんなさい)、それって子供がすごくかわいそうくない?そういう理由で産んでもらっても、って。しかも、子供の母親は父親のことを依然愛せないわけですし。それに、夫だって気の毒。愛されていないんだもん。愛されていないどころか、愛せない、好きになれないなんて何年も思われ続けてるんだもん。結婚当初から。

「人間力を高めるレッスン」とかって自分に言い聞かせてきてたとのこと、それはそれですごい心がけだなって思うけれど、でも、ほんとのところ、別れて経済的にやっていくことができるあてや自信がなく、それで夫の経済的な保護下にい続けたってことなんじゃないのかな(ごめんね。でもそうでしょ?)。単独で子育てをする経済的なあてはないし、かといって代わりとなる新たなパートナーが見つかるとも限らないし…みたいな。

それと、ぼく的にはもうひとつちょっと疑問があって、「出産リミット」を問題にしているでしょ?今の夫と別れて別の男性と結婚してさらに子供を持とうとかって思ってるってことなのかしら?徹底的に子供を持つことを避けてきたぼくにはよくわからないけれど、女性って強いんだね。好きになれなかった人の子供がすでにいるのに。もしかして、好きになれなかった人の子供だからなのかな?だとしたらそれはとてもとてもその子がかわいそう。

ごめんなさい。批判するつもりではなく、ぼくは自分で子供を持つということが根本的に理解できない欠陥人間だからへんなところが気になってしまうだけなんです。もしかしたら相談者さんが出産リミットを気にしているのは、今後新しいパートナーと出会って、その人が相談者さんとの子供を欲しがった場合に、それに応えられる状態でいたいってことなのかもしれないけれど。

まあ、2回離婚しているぼくが言えることは、離婚するのは、離婚届を出すだけだよってことだよ。ほんとに紙切れ一枚なんだよ。
結婚は、紙切れ一枚で人生が変わり、離婚も紙切れ一枚で人生が変わるんだよね。

ちなみに、ぼくの別れた元奥さんたちは、ぼくと結婚して、結婚しなかったよりも幸せになったと言ってたし、離婚しても、結婚したことを後悔してなかったよ。そして離婚したことも後悔してなくて、ぼくと結婚してた時より幸せになってるみたいだ。ぼくもそう。だから、離婚したいなと思ったら離婚するといいと思うけどね。いろんなことはどうにかなるしどうにでもなるもんだよ。ぼくに相談してくれてもいいしね。ほんとに。

今日も心のぞうきん、お届けします。

ナリタマトコでした

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