エミリーとホテル入る誘い方考えてみた(emily6)

エミリーとホテル入る誘い方考えてみた(emily6)

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エミリーとホテル入る誘い方考えてみた

あれから20数年、大人になったぼくがあの日に帰れるなら、どう言ってホテルに入ることをエミリーに同意させるかを考えてみた。

ホテルへの誘い方No.1:「なんにもしないからさ」の変型パターン

「子どもの頃からずっと思ってたんだ。もっと人目がなかったら、もっと君とゆっくり話ができるのになって。

君となら、読んだ本のことも話せただろうし、君となら、ぼくらの親がどれだけ理不尽な、おかしなことをうるさく言ってくるかを話して大笑いできただろうし。

ほかの人たちじゃ意味ないけど、君となら言って意味ある話いっぱいあったのに、人目があるせいであんまり二人でいられなかったろ?

学校でも親しげにしているとひやかされたり、学年でいちばん背の高い君とぼくが一緒にいると目立ってしょうがなかったしね。

中学入って離れるときだって、大学入試の後だって本当はもっとゆっくり話したかったし、君の考えもちゃんと知りたかった。今日だってまだ、大事なことなんにも話せてない。

でも、周りに他人がいると話しづらいこともいっぱいある。
余計なこと気にせず話がしたい。
だから二人になれる場所に行きたいよ。ホテル行こうなんてはじめから思ってたわけじゃないけど、ちょうど二人になれる場所があるよ。入ろう。

こんなに何時間も同じところ歩き回るくらいなら、中に入って休んだ方がいいよ。もうこれ以上お茶はしたくないし。中だとトイレもあるよ」

ホテルへの誘い方No.2:「とりあえず入っちゃおうか」軽いノリのバカっぽいパターン

「ねえ、とりあえずどこか入ろう。

 それか、君が行ったことあるとこでいいよ() …ない?渋谷はないんだ()

 じゃあ、行ってみたい感じのするところでいいよ。

 ぼく?…ぼくはどこでもいいよ。古くなさそうなところなら。何?

 ぼくが行ったことあるとこ?

 えーなんでそんなこと訊くの?()……ないない。来たことないよー。
ていうか忘れた。道とかわかんない。

 え?誰とって?… いや、いいから。

 そういう話も外でしたくないよ。中に入ったら話す。

 とりあえずここ入ろ。ここでいいよね?」

ホテルへの誘い方No.3:「好きだからさ。ねーいいでしょ」の変型パターン

「『ホテル行くつもりないから』なんておかしなこと言ってないで、入ろう。
今日やっと会えたんだよ。ずっと好きだったし、どうしても忘れられなかったんだよ。

 今みたいに外で人目があると、恥ずかしくて好きだとも言えないんだよ。

 好きだからもう少し一緒にいたい。だから中入りたい。いや、そんなんじゃなくて。

 ゴメン。ちがうちがう。ここの中に入ろうって意味だよ」

 

自分が言いそうなパターンを書き出してみたけど、ホテルのそばで、照れてるのか、いまいち覚悟が決まらないのか、ちょっとためらう様子を見せる女の子に男が言うセリフのパターンてこんな感じじゃない?わー バカみたい

ホテルへの誘い方 No.4: ネゴシエイターパターン

ハーバードロースクールの交渉学なんかを学んだ今のぼくとしてはw、このあたりでスマートにキメたいところだ。

 

 

 

「ホテル行くつもりないよってそれはわかってるよ     (相手への理解)
 でも、ぼく、なんかイヤらしい空気発してた? (自分のせいですか?)
 発してないよね?                                                (じゃなよね、と確認)

歩いてて、ホテルあるの見たから、ちょっとやばいって思ったくらいだよ。
(先回りしてやましさゼロだぜのアピール)
君と、ちゃんと話したいことがまだあるから、そんな余裕なかった。
                        (エロさゼロだぜアピール)

あのさ、今日、せっかく会えたのに、今もいつものクセでスカしちゃっていて、どう切り出していいかわからなくなってるんだけど            (不器用さアピール)
 昔から、君のこと大好きだよ。ずっとね。

二人きりじゃないと、こんなのどんな顔で言っていいかわかんないよ。
少しだけでいいから、君と一緒にいたい。
今日久しぶりに会って、ドキドキした。君、すごく綺麗で、大人の雰囲気。
会ってなかった時間を埋めたい。
このまま帰ったら、次また会えるとは思えない。君またいなくなるだろ?
 そしたらオレ一生悔やむから」

これもアホみたいじゃん

 

ホテルへの誘い方 No.5: コピーライティングマスター編

今回のは、コピーライティングの手法が散りばめられているから、よく勉強しておくように(笑)

「わかった。ていうかわかってる。
君がホテル行くつもりで何度もここ歩いてるんじゃないことはわかってる。
ぼくもそんなつもりがあったわけじゃないよ。偶然を装ってホテル街のそばを歩き回るなんて、わざとらしすぎて恥ずかしいもん。
だけど、こんなとこ歩き続けても仕方ないし、もうお茶はしたくないけれど、今日はまだ帰りたくない。
このまま「またね」って言うと、また今までのように何年も会えなくなっちゃう気がするから。21年生きてきた中でいちばん親しいはずなのに二人になったことないだろ?

 確かに、昔から知りすぎてて恥ずかしいけど、
よく知らない相手とだったら平気ってのもおかしいだろ?なにか間違ってる。
ぼくたちこそ行くべきだ。

 それにさ、今日そうなるかもってちょっと思っただろ?
 でも、それでも会ってみようと思ったんだろ?実際に会ってみてもがっかりしたりしてないだろ?前と変わってないだろ?

 ひょっとしてあの子とのこと気にしてる?塾でのこと。だろ?
 あの子がおかしいんだよ。どう聞いているか知らないけど自分に都合よく言ってるはずだし、ぼくを君から聞いてた幼ななじみだと知って、君を嫉妬させようとしてしたことだと思うし、嫉妬させるために君に話したに決まってるんだ。

 だって彼女に頼んで、塾から君に電話した直後だったんだよ。
たぶんぼくが君と話せて、超うれしそうにしてたからだと思う。あとで気づいた。

 このことはちゃんと君に謝りたかったことなんだけどね。ごめん。

 彼女が君の親友で、君とまたつながりが持てたことが嬉しすぎて、舞い上がってしまったんだ。

 そしたら目の前に彼女がいて、なんだかちょっと悲しそうにうすら涙を浮かべて
『ずっとエミリーのことが好きだったんだね。また話せてよかったね』

 とか言うから、

『うわーやっちゃったー君を傷つけるつもりで電話頼んだんじゃないんだよーごめんね』って気持ちになってさ。『わーどうしよう、どうしたらいいのかなー』
と思ってたらキスしてた。ごめん。本当にどうかしてたよ。
ぼくがキスしたかったのは君であってあの子じゃないし、ホテルとか行くのも君とじゃないといやだ。 どうして君とは行ったことないのに、君ほどよく知ってるわけじゃない相手なんかと行かなきゃいけないんだよ。

 君がいつもちゃんと説明せずに消えるからだろ?なぜ? これ以上ぼくと一緒にいたら深みにはまりそうでまずいとかって思うから?

 ていうか、こんなこと、中で話さない?
 オレ、いやらしい空気出てる?
 出てないよね?いやらしいこと考えてないし、考えたくないもん。二人になりたいだけなんだ。ぼくが行儀いいって知ってるだろ?ぜんぜんエロくないだろ?
 つーかこの説得がしつこくてエロいか。

どんだけしつこいんだよ、みたいな。いやだったらとっくに帰ってるよって感じだよね。
ホテル入るくらい平気だよね。ぼくが覚悟決めるの待ってただけだっつーの。
あははは、笑ってる。当たり?やっぱり。じゃ、行こ」

うわっ、しつこい!長い!ウザい!恥ずかしい!…最悪だ。orz
とてもじゃないけどこんなの使えない。

 

つづきは、

あれは究極のデートだったことに気がついた(emily7)

冷静と情熱のイツカ(emily8)

最後にエミリーへ(emily9)

本ポストは

ぼくが法学部法律学科ではなく法学部政治学科に入学したヒミツ(emily1)

エミリーと渋谷でデートした (emily2)

続エミリーと渋谷でデートした(emily3)

ナリタマトコの究極の記憶法(emily4)

彼女のことをエミリーって呼ぼう(emily5)

のつづきだよ。[/three-fourths-first][one-fourth]..[/one-fourth]

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